子供の大学資金はどうする?普通預金・定期預金のメリット・デメリット

子育てに関するお金
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子供の教育資金(大学資金)どうやって貯める?

妊娠、出産したらまず考えるお金の心配ごとは、お子さんの教育資金のことだと思います。

特に大学まで進学するのが当たり前の時代になってきていますし、大学への進学に必要なお金も年々上がってきています。

大学にもよりますが、自宅から通勤する想定であっても最低500万円は用意しておきたいところです。

一般的な家庭では500万円を用意するには計画的にお金を準備する必要があります。

お子さんを考えたタイミング、妊娠が発覚したタイミング、生まれたタイミングできるだけ早い段階から計画的に貯めていくのが理想です。

普通預金・定期預金で準備する

お金を貯める基本は【貯金】です。

お子さんの教育資金もまずは普通預金・定期預金で準備をしようという人が多いのではないでしょうか。

普通預金・定期預金のメリット

元本割れをしない

普通預金・定期預金であれば、学資保険や投資商品とは違い、貯金した額を下回ることはありません。

教育資金はまず大学入学時期など、お金が必要な時期をだいたい決まっています。

投資商品の場合、そのお金が必要になるタイミングでコロナショックのような大暴落が起きてお金を減ってしまっているということがあり得ますが普通預金・定期預金ではありません。

お金の流動性が高い

人生何があるかわかりません。必ずしも予定していたライフプラン通りに生きていけるとは限りません。

思わぬ出来事で、勤めている会社を辞めることになり収入がなくなってしまったり、天災等で資産を失ってしまったりする可能性もゼロではないです。

そのような事態が起こった際でも『一時的に教育資金からお金を借りよう』など、臨機応変に対応することができます。

定期預金なら自動的に貯められる

定期預金であれば、一度設定をしてさえしまえば、毎月一定の金額を自動的に定期口座に振り替えてくれます。

また、途中で解約する、引き出すことも可能ではありますが、普通預金とは違いひと手間かかりますので、衝動的にお金を使ってしまうという可能性は低くなります。

普通預金・定期預金のデメリット

元本が増えない

普通預金・定期預金は元本が減ることはありませんが、ほかの教育資金の準備の仕方とは違い元本が大きく増えることはありえません。

日本銀行が2016年にマイナス金利政策を始めました。

そのため元本を保証される安全な普通預金や定期預金では、雀の涙ほどの金利しかつかなくなってしまいました。

メガバンクであれば、普通預金の金利は0.001%、定期預金で0.01%です。

例えば、子供が大学生になる18年間毎月25,000円普通預金で積み立てたとして、元本が540万円に対して、増えるのは484円。定期預金でも4,840円です。

誤差程度の金額しか増えません。

>>資産運用シミュレーション : 金融庁 (fsa.go.jp)

インフレに弱い

毎年のように何かが値上がりしているように感じます。

5,000円くらいで買えたはずのディズニーランドのチケットはいつのまにか8,000円を超えてますし、吉野家の牛丼も1杯280円だったのに、今では482円。

また大学の学費どんどん高くなってきています。

私立の一般的な学部な4年制大学の学費は現在500万円程度かかるといわれています。

筆者は現在アラサーですが、私が大学生の時は400万円だといわれていました。

日本経済はインフレ率2%が目標です。

子供が生まれた時に加入したころは100万円で車が買えたのに、大学入学時期には同じ車を購入するのに150万円はかかるって世界になっている可能性があります。

物価はどんどんあがる未来がみえますが、預金だと10年前の100万円は物価が変わっても100万円のまま。

現在の普通預金・定期預金の金利ではインフレにまず対抗できません。

普通預金・定期預金の総合評価

普通預金・定期預金で教育資金を準備するのは堅実な方法です。

しかしながら、大きなリターンも見込めない方法ではあります。

一般的な収入の人であれば預金で準備できるお金は自宅からの通学で私立四大くらいが限界ではないかなと思います。

子供が将来、留学や下宿での大学進学、学費の高い大学・学部、大学院などへの進学を希望した場合、すべての希望を叶えてあげられないかもしれません。

少しでも金利の高い銀行を利用しよう

給与の受取口座がメガバンクや地方銀行を指定してくる会社が多いのでメインバンクにメガバンクを利用している人が多いと思います。

しかしながら、メガバンクは金利が普通預金で0.001%、定期預金で0.01%とあってないようなものです。

【ネット銀行】であれば、もう少し金利の高い銀行が存在します。

意外ではありますがネット銀行の場合、定期預金よりも普通預金のほうが金利が高いケースが多いです。

あおぞら銀行

金利だけで考えると、2022年11月現在『あおぞら銀行』の普通預金の金利が0.2%と最も高いです。

楽天銀行

金利だけで考えるとあおぞら銀行ですが、ネット銀行のメリットである振込手数料、引出手数料が無料になる特典が弱いです。

金利と利便性のバランスを考えると『楽天銀行』がおすすめです。

楽天銀行の普通預金(証券口座も開設した場合)の金利は0.1%とメガバンクの100倍になります。

◆18年間、毎月2.5万ずつ積み立てた場合の最終積立金額◆

メガバンク(普通預金0.001%):5,400,484円(+484円)
メガバンク(定期預金0.01%) :5,404,840円(+4,840円)
あおぞら銀行(普通預金0.2%):5,497,911円(+97,911円)
楽天銀行(普通預金0.1%)  :5,448,664円(+48,664円)

ちなみに教育資金準備の定番である学資保険と比較しても、変戻率105%の学資保険であれば、金利換算すると、約0.37%と同じくらいです。

わずかな差ですので、学資保険のデメリットを考慮すると普通預金でもいいのではないかなと考えます。

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