妊娠、出産したらまず考えるお金の心配ごとは、お子さんの教育資金のことだと思います。
特に大学まで進学するのが当たり前の時代になってきていますし、大学への進学に必要なお金も年々上がってきています。
大学にもよりますが、自宅から通勤する想定であっても最低500万円は用意しておきたいところです。 一般的な家庭では500万円を用意するには計画的にお金を準備する必要があります。
お子さんを考えたタイミング、妊娠が発覚したタイミング、生まれたタイミングできるだけ早い段階から計画的に貯めていくのが理想です。
投資信託で準備する
大学の教育資金は10年以上の時間をかけて準備することができるので、時間を味方につけることができる【投資信託】と相性がいいです。
投資信託は証券口座から購入することができます。
◆投資信託とは
投資家(私たち)から集めた資金をもとに運用の専門家が株や債券を投資運用をしてくれる金融商品のこと。
100円~など少額から始められて、知識もあまり必要ないので投資未経験の人でも気軽に始めることができる。
投資信託のメリット
大きくお金を増やせる可能性がある
教育資金の準備のほかの方法は『普通貯金』『学資保険』は大きくお金を増やすことが難しいです。
しかしながら、投資信託は大きくお金を増やせる可能性があります。
選ぶ投資信託にもよりますが、投資信託の平均利回りは5%前後だといわれています。
筆者も約3年前から投資信託による教育資金の積み立てを始めました。
積立金が1,933,898円に対して、現在の評価額は2,632,380円。
運用で+698,482円増えています。
子供が大学に進学する頃までにどのくらい増えるかこれから楽しみです。
普通預金、学資保険ではまずここまで大きく増やすことはできません。
毎月2.5万円を18年間積み立て、利回りが5%だとすると、元本が540万円に対して、最終積立金額は8,730,051円になる計算です。
お子さんの進路の幅も増えそうです。
※楽天証券にて楽天・全世界株式インデックス・ファンドを運用中
【つみたてNISA】を利用すれば非課税
投資で得た利益分に対して課税がされます。
普通預金の微々たる利益も課税対象です。学資保険も利益が50万円を超えたら課税されます。
投資信託で得た利益に対しても2021年12月現在、20.315%の税金がかかります。
(岸田総理になったのでこれから税率が30%程度に上がる可能性あり)
【つみたてNISA】口座を証券会社で開設すれば、日本に住む20歳以上であれば、年間20万円までの投資金額に対して、最大20年間非課税になります。
一か月のつみたて額が33,333円までであれば、運用益に課税されません。
インフレに強い
日本経済のインフレ率の目標が2%に対して、投資信託は2%以上の利回りを期待できます。
せっかく教育資金をコツコツ貯めたのに、インフレで資金が目減りしてしてしまったという状況にはなりにくいです。
投資信託のデメリット
元本割れの可能性がある
投資信託は世界経済の影響をダイレクトに受けます。
現在、筆者は投資信託でも教育資金を積み立て中で、運用益は十分にでている状態でありますが、コロナショックの際は一時的に資金がマイナスになりました。
長期的にみれば、最終的に資金がマイナスになるという可能性は低いのですが、
大学入学などお金が必要なタイミングで世界的大不況が起こってしまうという可能性はゼロではありません。
また、普段投資に慣れていない人は、資産が目減りすることは精神的につらいものです。
また、普段投資に慣れていない人は、資産が目減りすることは精神的につらいものです。
投資信託は仕組み上、運用のプロに資産を預けて運用してもらうというものなので、運用してもらうのに手数料がかかります。
この手数料というのが、投資信託を購入するときにかかる『買付手数料』と投資信託を保有している間の運用管理にかかる『信託報酬』があります。
この手数料が、購入する投資信託の種類や証券会社によって変わってきます。
購入手数料・・・・0%~3%
信託報酬・・・・0.1%~3%
期待利回りが5%を予想していても、手数料で3%も取られてしまっても意味がありません。
勉強する・調べる努力が必要
日本人は義務教育などで投資について学ぶ機会が少なく、資産運用についてのマネーリテラシーが低い人が多いです。
まずは資産運用とはなにか?投資信託とはなにか?と勉強することから始める必要がある人が多いのではないかと思います。
安易に『投資信託について何もわからないからプロにおしえてもらおう』と銀行などの営業マンに相談に行く人がいますが、
これはカモがねぎを背負って、自ら料理されていく行為なので辞めてください。
たくさんの種類の投資信託がありますが、世の中の投資信託の9割以上がぼったくり投資信託です。
特に営業マンが販売しているような投資信託はほぼ100ぼったくり投資信託と言っても過言ではないので、自分でネット証券口座を開設して、自分で手数料を確認して購入することが大事です。
勉強したり、調べたり、新しいことに挑戦することが苦手な人にはハードルが高いでしょう。
投資信託の購入を検討する場合は必ず手数料を確認しましょう。
ぼったくりではない基準は下記が理想です。
買付手数料・・・なし
信託報酬・・・0.25%以下
ちなみに某銀行で紹介できる投資信託の信託手数料は一番安いものでも、
1.2%でした。銀行で投資信託を購入するのはやめましょう。
投資信託の総合評価
投資信託は、教育資金を増やすには非常に有効な方法です。
しかしながら、元本割れリスクもあるので、すべての教育資金を投資信託で準備するのは危険です。
一般的な家庭でも、運用次第では留学や学費の高い大学や学部、大学院への進学の希望も叶えてあげられる可能性があります。
つみたてNISA+クレジットカードでお得に投資信託を積み立てる
投資信託を購入するには、証券口座を開く必要があります。
銀行の窓口などでも対人で開くことができますが、手数料が高いものが多いので、ネット証券を利用することをおすすめします。
投資で運用益が最終的にどのくらいでるのか?というのは誰も予想することができませんが、手数料がいくらかかるのかは決まっています。手数料が安くて優秀な証券口座、投資信託を選びましょう。
また、驚くことに投資信託の購入にクレジットカードを使うことができる証券会社もあります。
投資信託の購入にもポイントが貯まりますので、ポイント分で手数料を補うことができます。
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